こんにちは!Indeed運営チームの山崎です。
Indeedの注目度が上がり、自社運用を始めているお客様が増えている中で

運用ってどんなことをするの?
と疑問に思っている方も多いかと思います。
そこで、今回は弊社が行っているIndeedの運用方法の一部を具体的にご説明いたします。

↑実際の管理画面です。皆さんもご覧になったことがあるかもしれません。
私たちは赤枠で囲まれている指標を毎日欠かさずチェックしています。
これらの指標ごとに改善内容は異なります。
1つずつポイントをご説明しますね!
表示回数
表示回数とは、Indeedの検索結果画面に求人が表示された回数を示す数値のことです。
表示回数の指標は求人数や職種によって異なります。
必要応募数から逆算し、クリック率や応募率の相場から必要な表示回数を算出します。
必要応募数=表示回数×クリック率×応募率
例:クリック率相場を2%、応募率相場を5%とし、1ヶ月で3人の応募を希望する場合
3人=30000回(表示回数)×2%(クリック率相場)×0.5%(応募率相場)
30000回を30で割った1000回が1日当たりの目安となります。
表示回数が少ない場合には、下記のような改善策を打ちます。
求人原稿内に関連するキーワードを複数入れ込む
原稿内にターゲットや職種に関するキーワードが含まれているかをチェックします。
例えば、主婦をターゲットにしたパン屋さんの販売スタッフの場合、
「主婦(夫)歓迎」「パン」 「ベーカリー」「レジ」などがキーワードです。
キーワード選定の際、Indeedの「求人アナリティクス」内の「検索キーワード・ランキング」を参考にします。
これを使うと、ユーザーがどんなキーワードで検索し、求人を見たのかを確認することができます。
キーワードについてもう少し詳しく知りたい方は、下記のブログをご覧ください。

上限クリック単価を引き上げる
Indeedでは、同エリア・同職種ではクリック単価が高いほど表示回数が多くなります。
そのため、エリアや職種ごとのクリック単価相場よりも低く設定している場合、表示回数は少なくなります。
クリック単価の相場はエリアや職種によって異なります。
当社ではこれまでのノウハウを基に、最適なクリック単価に調整しています。
クリック率
クリック率とは、求人が表示された回数のうち、クリックされた割合を示す数値です。
当社で運用している企業アカウントのクリック率相場は2%です。
相場を下回る場合には運用を見直す必要があります。
クリック率が低い場合⇒職種名(求人タイトル)を改善する
「仕事内容が具体的にイメージできるか」という点をチェックします。
改善前:シンプルすぎるタイトルだとわかりづらい!

求人タイトル:「販売スタッフ」

何の販売スタッフなんだろう…?
改善後:具体的なタイトルでターゲットに訴求する!

求人タイトル:「パン屋さんの販売スタッフ」

パン屋さんで働いてみたかったのよね~。
しかも主婦歓迎!詳細を見てみよう!
例えば、単に「販売スタッフ」とするよりも、「パン屋さんの販売スタッフ」のように具体的なタイトルにするほうが求職者に伝わりやすくなります。
後ほど詳しくご説明いたしますが、職種名が適切でないと逆にターゲット外の求職者によるクリックが発生してしまう場合もあります。
無駄なクリックが発生するとその分余計な費用が掛かってしまい、もったいない!
そのため、職種名はとても重要な項目です。
応募率
応募率とは、求人をクリックしたユーザーの内、応募に繋がった割合を示す数値です。
当社で運用している企業アカウントの 応募率相場は0.5%です。
応募率が低い場合⇒求人原稿の内容を改善する
改善できる項目は
- 求職者がイメージしやすい仕事内容の説明となっているか
- 1日の仕事の流れは記載されているか
- 勤務時間、日数、休日が詳しく記載されているか
- 待遇や福利厚生が詳しく記載されているか
- 関心度の高いターゲットに沿ったキーワードが含まれているか
など、多岐に渡ります。
改善前:条件のみだと伝わりづらい!

〈求人〉
・パン屋の販売スタッフ
・時給900円
・週3日~可

条件は悪くないんだけど、この求人の魅力が
イマイチわからないなあ…
改善後:具体的で詳しい内容に!

〈求人〉
・パン屋の販売スタッフ
・商品の陳列、レジ業務など
・時給900円+交通費、早番手当、資格手当
・週3日~可
・シフト例:7:00~11:00、10:00~14:00など
・子供がいる30代主婦の方も活躍中!
・お子様の急病など、家庭の事情も考慮します。

早番手当があるから朝の時間に働こうかしら。
私と同じ「子供がいる30代主婦」の方もいるみたいだし、働きやすそうね!
このように原稿の内容を充実させて、より求職者にとって「働きたい!」と思える原稿へと
改善していきます。
求人原稿の書き方についてもう少し詳しく知りたい方は、下記のブログをご覧ください。

予算の消費ペース
予算の消費ペースとは、設定した日額予算の内、どれほど予算が消費されているかという指標のことです。
当社では1ヶ月単位で予算を管理しています。
この予算を月の日数で割った金額を「日額予算」として管理しています。
(例:1ヶ月4万円の場合 40000÷30=1333円→1333円を日額予算に設定)
Indeedでは、日額予算に達するとその日はスポンサー求人枠(有料枠)で表示されなくなります。
そのため、24時間かけて日額予算に達するペースが理想的です。
早い時間帯で日額予算に達する(求人が表示されなくなる)場合には下記のような改善策をとります。
クリック単価を低く設定する
表示回数を伸ばそうと高すぎるクリック単価を設定していると、すぐに予算に達してしまいます。
そのため、予算内で十分な表示回数を担保できる適正なクリック単価に調整します。
例えば、事務職などのクリックされやすい人気職種の場合はクリック単価を低く設定して
います。
職種名をやや狭い業務内容に
職種名がシンプルすぎる事から、「無駄クリック」が発生している可能性があります。
例えば、パン屋の販売スタッフを募集している場合、
職種名を「販売スタッフ」としていると、アパレルやスーパーで働きたい人など
ターゲット外の求職者からも閲覧され予算が消費されてしまいます。
そこで、ターゲットを絞り「パン屋さんの販売スタッフ」のようにすると、適切なターゲットにのみ求人をクリックしてもらえるようになります。
原稿内のキーワードを適切な言葉に変更
求人原稿内に関連性のないキーワードが含まれていると、ターゲットではない求職者の検索結果にも求人が表示されてしまう可能性があります。
こちらも無駄クリックにつながってしまうため、キーワードが適切か見直す必要があります。
例えば、高校生不可の求人原稿内に「高校生不可」が含まれていると、「高校生」というキーワードで検索した時に表示される可能性があります。

高校生不可です

「高校生」で検索したら出てきたけど、
高校生不可じゃん…
そこで、「高卒以上」「18歳以上」のような言い換えを行うことで無駄なクリックを防ぐことができます。
まとめ
今回は、実際に弊社で行っている運用方法の一部を紹介しました!
Indeedを運用する際にはこれらの指標を確認し、適切にクリック単価や原稿内容の変更を行っています。
日々地道な数字の変動を掴み、小さな改善を繰り返すことが大切なんです。