学生バイトが欲しいのに新聞折込?意外と知らない求人媒体の選び方

人事担当の皆さまへ
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太田
太田

みなさんこんにちは!リクパーの太田です。

最近、人事に加えて会社のwebマーケティング周りを少しずつ担当させてもらうことになりました。
web広告やデジタルマーケティング、コンテンツマーケティングといった分野をイチから勉強中です…。
OMOMADXだと略語が多すぎてくらくらしてしまいますが、毎度新たな気づきがあるというのはうれしい限りです!

採用の潮流はWEBへ。と思いきや、地方の紙媒体信仰は未だアツイ⁉

採用のオンライン化が爆速進行中、というのは人事ご担当者様ならもはや皆さん痛いほどご存じのはず。
しかし!地方、とりわけ九州の超ローカルアルバイト・パート採用となるといかがでしょう。

リクパーRPO(採用プロセス最適化)支援チームのお客様でも、とくに店長さんやローカルエリアを担当するSVさんなどからこういう相談をいただくことがあります。

バイト先の店長
店長

地元新聞の折り込みに求人広告掲載してください。

パートさんに聞いたら、みんな新聞読んでるそうなので。

大学の近くで発行されてるフリーペーパーに求人を載せたら、学生の応募来ますかね?

そんな相談をいただくたびに思うんです。
「地元の人だいたい全員地元紙&フリーペーパー読んでる説」、地方にいけばいくほど根強いなと…!

確かに、地方紙や地域密着型のフリーペーパーって、なんとなく地元民に愛読されているイメージがありますよね。でも、実際のところ、新聞広告と地域情報誌とウェブ、それぞれの特徴やメリット・デメリットって意外とご存じない方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな知っているようで意外と知らない求人媒体の媒体特性とメリット・デメリットについてまとめてみました。

<この記事を読むといいことがある人事ご担当者様>
・店舗や拠点の採用コスト最適化を担当している方
・パート・アルバイト採用で求人媒体(求人折込み・求人フリーペーパー)の掲載を考えている方
・採用難店舗に困っており、とにかく何でもいいから求人媒体に掲載したい方
・店長から「絶対新聞折込広告に掲載してほしい」と依頼が来るので仕方なく掲載している方

そもそも「求人媒体」って何?どんな種類があるの?

求人媒体・求人メディアとはそもそも、ざっくりまとめると「企業の求人票がたくさん載っている媒体(メディア)」のことです。

新聞やフリーペーパーといった手に取ることができる「紙媒体」と、全国からアクセス可能な「WEBメディア」。
無料で掲載できるものもあれば、1回掲載するのに50万以上かかる大物までさまざま。
ざっくり7種類にまとめてみました。

●新聞内広告
特定の地域に流通している新聞(ex.宮崎日日新聞の求人欄など)。
「枠」や「段」といった単位で購入し、たいていの場合は掲載日を指定して掲載。
●新聞折込
特定の地域に流通している新聞の中にチラシなどと一緒に折り込まれるタイプ。
求人に特化したチラシもあれば(ex.パコラアイデム)、地域情報紙の中に「求人コーナー」や広告コーナーがあることも。
自社でチラシを作成し、新聞の配達センターで折り込んでもらう場合もある。
●地域情報誌(フリーペーパー)
特定の地域に流通している地域情報誌。街のグルメ情報や美容室情報、クーポン情報などローカルに特化した記事などが取り上げられている。求人情報コーナーがあるタイプと、「広告コーナー」内でいろんな広告がランダムに掲載されているタイプとがある。(マイタウンなど)
●求人情報誌(フリーペーパー)
求人情報に特化したフリーペーパー。1~2週間に1度発行され、各エリアのコンビニや駅構内など様々な場所に配架される。(タウンワークやjobアイデム、あぱぱ、フリーペーパー求人ジャーナルなど。)
●ポスティング
該当地域の各世帯のポストへ直接投げ込まれる地域情報紙やチラシ。地域のお得情報などが載っていることが多い。購読者が限定される新聞よりも地域住民の目に留まる確率はやや高め。(リビング新聞
●WEBメディア(WEB媒体)
タウンワークやリクナビといった求人サイト(求人メディア)。事前に掲載料を払うことで、その求人サイトに特定の期間掲載することが可能。一般的に、掲載料金が高ければ高いほどサイズや表示頻度が上がり、求職者の目に留まりやすいように表示される。
●求人特化型検索エンジン
Indeedや求人ボックスなど、web上に数多くある求人情報をクローリングして表示させる検索エンジン。無料で活用することもできるが、有料運用型広告として活用し、求職者の目に留まりやすくすることもできる。

それぞれの特性と応募が見込める採用ターゲットとメリット・デメリットを表にしてみた

それぞれの媒体特性と、応募が見込めるターゲット、メリット・デメリット(注意点)はこんな感じ。
少々字が小さくて恐縮ですが…(黄色が紙媒体、青色がWEB媒体)

一覧にしてみると、紙媒体はエリア/年代共に狭く深く、一方でWEB媒体は広く浅く網羅していることが分かります。
例えば本記事のタイトルにあるように「学生のアルバイト」を採用したいときには、閲覧ユーザーの年齢が高めの新聞ではなくWEB媒体や求人特化型検索エンジンでの露出を増やす方が応募数UPにつながるであろうことがこの表からお分かりいただけるかと思います。

求職者の仕事の探し方に合った媒体選定を!

店舗のアルバイト・パート採用の広告出稿プランを考えるときに注意すべきもう一つのポイントが、求職者側の「選職リテラシー(=仕事探しに関する適切な理解・解釈スキル)」の進化です。

リクルートの転職サイト「リクナビNEXT」で編集長を務め、過去30年間もの間中途採用市場にかかわってきた人材サービス会社・ルーセントドアーズ社長の黒田真行氏は、選職リテラシーについてこのように語っています。

昨今の求職者は、仕事を選ぶスキルや情報リテラシーが高度化し、他者から提供される採用情報に物足りなさを感じる人が増えている。自らネットを中心に情報を収集し、価値観の合う企業を納得がいくまで徹底的に探す傾向があるという。

“自社で活躍できる人材”にリーチする、求人活動の新潮流とは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
1960年代の求人専門メディアの創刊や、1990年代のインターネット求人サイトの登場など、採用市場ではこれまで約30年に一度大きな変革が生まれてきた。そして、現代、空前の人材不足時代に突入し、「自社に合う人材を自社発信で獲得していく」という...

つまり、スーパーの特売チラシに交じって求人折込を見かけた主婦さんは、応募する前にほぼ必ずindeedやホームページを詳しく検索している、ということです。求職者は常にオンラインとオフライン両方の検索行動を行っている、と考えていいでしょう。

一方で、弊社がRPO(採用プロセス最適化)を担当しているお客様の中では、例えば

【熊本県人吉市の小売り店】
ハローワーク・タウンワーク・バイトルなど何を出してもダメだったのに、人吉新聞に掲載したら、シニアパートさんから応募がたくさん来て助かったー!

ということも十分あります。
「新聞だから」「地元では身近な存在だから」「歴史があるから」という理由で信頼感や安心感を醸成してくれる紙媒体が全国にたくさんあることも事実。

「どの求人媒体に掲載するか」だけを考えるのではなく、ターゲットとエリア特性に合わせたメディアプランを設計が大切です。

最後にちょっとだけ宣伝…リクパーのRPO(採用プロセス最適化)のお仕事紹介

リクパーでは、全国の店舗の求人ニーズに応じた求人媒体プランの設計や採用プロセスの仕組み化・最適化を行うの案件の実績も多数ございます!

https://www.recpar-marketing.com/rpo-01
・全国に展開している店舗のアルバイト・パート採用に困っている
・ローカルの採用難エリア・採用難店舗に対する打ち手が分からない
・採用単価・応募単価を下げて、人事部としてコスト管理を徹底したい

といったお悩みをお持ちの人事部や店舗開発部の皆さまに伴走。

・全国津々浦々の求人媒体選定(メディアプランニング)
・求人応募受付代行(採用アウトソーシング)
・個店ごとの採用課題に対するカウンセリング(店舗支援)
・採用データ分析・改善提案施策

などを一緒に試行錯誤しながら実施いたします!
気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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