こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の牟田口です。
みなさん、明けましておめでとうございます!
令和になって初めての年末年始、いかがお過ごしでしたか?私は妻の実家がある関西地方に1週間近く帰省しており、義両親の家でのんびり過ごすことが出来ました。
滞在している間、色々な方々が訪問してきました。親族や友人、近所の方など年代も様々でしたが、挨拶や会話などをしている中で、それぞれの方の話し方、聞き方、表情などによって「話しやすい人だな」、「人懐っこいひとだな」、「少し取っつきにくいな」などとつい考えてしまいました(職業病ですかね、笑)。
今回のブログはこの経験をヒントに、「コミュニケーション能力」と採用活動についてお話していきたいと思います。
「コミュニケーション能力」ってそもそも何?
採用現場でも「コミュニケーション能力」が一番重要!と答える企業様が8割を超えています。
それほど重要視されている「コミュニケーション能力」ですが、実は企業や個人によって定義はさまざまです。
認識のずれを防ぐため、まずは本日のお話の中での定義付けをしたいと思います。
※そもそもコミュニケーションという言葉は、ラテン語で「分かち合うこと」を意味しているそうです。
あなたがいつも「あいつはコミュニケーション能力が高い!」と評価している人物はどの項目に当てはまるでしょうか?もちろん全て揃ってこそのコミュニケーション能力なのですが、実はこれらのどれかが突出しているだけでコミュニケーション能力が高いと判断してしまうケースも多いのです。
例えば、ひとを笑わせることや会話が好きな人でも、人の話はあまり聞けなかったり、いつも同じメンバー内だけで盛り上がったりしていることはありませんか?「話す力」は高くても「聞く力」や「空気を読む力」が乏しいと社会人としては致命的ですよね。
どれか一つの能力だけでなく、総合的にコミュニケーション能力を評価することが大切です!
どの能力が一番大事なの?
職場の中で大活躍しているスタッフはどんな人か、お世話になっている企業様に聞いてみました。

やっぱり空気が読める人が一番活躍している気がするよ。

人の立場になって考えてくれるスタッフがいます。その人のおかげで円滑なコミュニケーションができているんです。
面接で目立つのは「話す力」が高い人ですが、実際の職場で活躍しているのは「空気を読む力」や「相手の立場や気持ちを理解する力」に長けている人であることが多いようです。
さらに、このような方がいる職場は離職率も低く、業績も良いという傾向がありました。
相手の話を聞く能力や、状況を適切に判断する能力の重要度は特に高いと考えられます。
「コミュニケーション能力」を評価する際の注意点
言うまでもなく、コミュニケーションは仕事を進める上で必要不可欠です。
うまく意思疎通ができない状況が生まれると、業務が滞り、不利益に繋がる危険性があります。
社内での定義の共有
コミュニケーション能力評価に関する失敗で最も多いのが、どんな能力をもった人材が欲しいのかが社内で共有できていないことです。
人事としては良い人を採用できたと思っていても、その人が働く部署とは相性が悪かったり、会社全体で偏りが生まれてしまったりといったことが起こりがちです。
まずは社内で「求められるコミュニケーション能力」をきちんと共有しておくことが大切です。
面接での過大評価
面接では限られた時間の中で自社にふさわしい人かどうかを判断する必要があり、その人物の内面を見極めることは至難の業です。特にコミュニケーション能力を評価するのはとても難しいと言えます。
面接の際にはぜひ「話す力」だけでなく、質問を聴く姿勢や会話への反応といった「聞く力」と「空気を読む力」にも注力していただきたいと思います。
何故なら、話す力は内容や準備次第でごまかしが効いてしまうもので、面接で最重要視してしまうとコミュニケーション能力の測り違いが起きる可能性があるからです。
こういった人物を「コミュニケーション能力が高い」と評価し過ぎないように気を付ける必要があります。
コミュニケーション能力を重視した採用のメリット・デメリット
採用で重視する項目に必ず挙がる「コミュニケーション能力」。
しかし、スキルや思考力など、考慮したい項目はほかにもたくさんありますよね。
ここでは、コミュニケーション能力を重視した採用のメリットとデメリットをご紹介します。
コミュニケーション能力を重視した採用のメリット
どんな仕事であれ、社会では必ず人と人とのコミュニケーションが発生します。そのやり取りのスムーズさや正確さが、会社の業績や環境の向上に繋がることは間違いないでしょう。
コミュニケーション能力を重視した採用のデメリット
・同じような人が集まってしまう
コミュニケーション能力は定量化ができないため、定義付けや個人による判断に偏りがどうしても出てしまうものです。人によって評価基準が異なると、採用したい人材で食い違いが発生したり、求職者が不公平に感じてしまったりといった弊害が起こります。

私はAさんの方がコミュニケーション能力が高いと感じたけど、もう一人の人事担当はBさんの方が社風になじめそうだからBさんを採用したいと言っていたな…

どう考えても俺の方がスキルも高いし、面接もうまくいったのに不合格だなんて…。結局面接官のフィーリングじゃないか!
また、人は一般的に自分と似たタイプの人とのコミュニケーションが最もうまくいくため、そういった人を「コミュニケーション能力が高い」と評価してしまいがちです。
結果として、似たような考え方や人との接し方をする人ばかりが集まってしまうことがあります。
同じような人間ばかりが集う集団(組織)は変化に弱く、会社を成長させる上で新しい意見やアイデアが生まれにくいといわれています。
採用におけるコミュニケーション能力の扱い方
コミュニケーション能力を重視した採用には、メリットもデメリットもあります。
大切なのは、採用の際に重視するコミュニケーション能力の定義を社内で統一することです。
また、面接時に見極めるだけでなく、採用後もコミュニケーション能力を磨く支援をしてあげることが非常に重要です。
簡単なことですが、貴社では下記のことがきちんと習慣づいているでしょうか?
もし、これらができていないシーンを見かけたら、即改善することをおすすめします。
コミュニケーションは、自分が伝えたいことを伝えるだけでも、相手のことに耳を傾けるだけでもダメなのです。より良いコミュニケーションを行えるようになるには、上記のような基本が大切です。
まずは挨拶からでも構いません。小さなことから注意しあうことで、社内全体でコミュニケーション力を磨いていきましょう。
まとめ
今回は、「コミュニケーション能力」と採用活動についてお話させていただきました。
ポイントをまとめると、以下のようになります。
・「空気を読む力」「状況を判断する力」「相手の立場を推測する力」は特に重要
・「話す力」が長けている人や自分に似たタイプの人は過大評価しやすいため注意
・入社後も、基礎的なことを意識してコミュニケーション能力を向上させていくことが大切
コミュニケーション能力は社会人にとって最も大切な能力と言っても過言ではありません。
この記事が貴社の採用でヒントになることを願っております。
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