こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社Indeed運用チームの藤野です。
コロナウイルスの影響から、飲食店ではデリバリーを始めたり、会社ではオンライン飲み会をやったりなど社会的にいろんな変化が起こっていますね。
その社会の変化に伴い、Web商談ツールなど、これまで有料だったツールを一時的に無料で使えるようにしている企業も多く見られるようになりました。
そんな中で、Indeedも6月末までの期間限定で「採用市場レポート」というツールを全ての企業様向けに無料で使用できるようになっています。
この採用市場レポートはIndeedの運用においてはもちろんですが、採用市場について把握したり、営業シーンで活用出来たり、とても便利な機能です!
今回のブログではそんな採用市場レポートについて、どんな機能のものなのか、どのように使用すれば良いのかをご紹介していきます。
採用市場レポートとは
そもそも「採用市場レポート」とは、Indeed内の求人データベースをもとにして、様々な情報を得ることが出来るツールになっています。
具体的には、「職種名」×「都道府県」で検索をすると、その職種×都道府県について、以下のような情報を得ることができます。
実際に確認できるデータはこちら
左部分の赤枠の各項目のチェックを外すことで、見たいデータのみを表示することも可能です。
本来この採用市場レポートは、企業ページプレミアムの利用条件を満たすアカウントにのみ限定で使用できるツールなのですが、それが6月末までは全てのアカウントで利用できるようになっています!
採用市場レポートへのアクセス方法
STEP1:アカウントにログインしよう
お持ちのIndeedのアカウントにログイン後、画面上部のアナリティクスの箇所をクリックします。
STEP2:「採用市場レポート」を開く
画面上部のタブの中から「採用市場レポート」をクリックします。
STEP3:データを抽出してみましょう
データを知りたい①期間、②職種名、③都道府県を入力します。
上記の方法で採用市場レポートを見ることが出来ます。
採用市場レポートの各データの詳細と活用方法
ここからは、具体的に採用市場レポートの各データについての説明と、その活用方法についてご紹介していきます!
各項目の意味と目的を理解しましょう
①採用難易度スコア
概要
検索した職種の平均クリック単価を、他の全ての職種と比較してスコアとして算出しているデータです。
上記画像のデータのように「87」など高い点数の場合は、他の職種よりも高くクリック単価を設定している企業が多いということを示しています。
データの活用例
これまで掲載したことのない職種の有料運用を始める際に、単価設定の参考値として使用できます。
②求人数
概要
検索条件(職種×都道府県)において、実際にクリックが発生した求人数のデータです。
※掲載求人件数とは異なります。
③求職者数
概要
検索条件(職種×都道府県)において、実際に求人をクリックした求職者数。
データの活用例
自社の求人を掲載する際に、同条件で検索している(アプローチ可能な)求職者数がどれくらいいるのか把握できる。
④求人当たりの求職者数
概要
検索条件(職種×都道府県)における、求職者数÷求人数です。
データの活用例
複数の職種・都道府県で、求人を募集している場合のキャンペーン構成に活用できます。
数値に大きく差があるものは別キャンペーンに分けて、近しいものは同じキャンペーンにすることで、クリック数の平準化が出来ます。
キャンペーンの分け方について、詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。

⑤求職者のデバイス
概要
検索条件(職種×都道府県)において、発生したクリックのうち、モバイル(スマホ・タブレット)端末からの流入比率データ。
データの活用例
モバイル比率が高い場合には、自社の求人原稿がスマホなどで見た場合に、読みやすい原稿になっているのかどうかを確認する必要があります。
⑥平均給与
概要
検索条件(職種×都道府県)における、Indeed掲載求人の平均給与データです。
※年収/月給/時給の各データを得ることが出来ます。
データの活用例
求人原稿における給与の記載方法の参考として活用できます。
基本給が低いが、賞与や手当などが多い場合は、あえて年収表記にするなどの対策をとることで応募率がUPできます。
⑦採用企業
概要
検索条件(職種×都道府県)における、求人を掲載している企業の数
データ活用例
企業数≒競合数のため、採用難易度スコアと同様に、クリック単価の設定の参考値として活用できます。
⑧人気キーワード
概要
検索条件(職種×都道府県)における、クリックにつながった流入キーワードランキングです。
データの活用例
自社の求人の表示回数が少ない場合に、クリック数ランキング上位のキーワードが求人原稿内に含まれているかチェックします。
キーワードを原稿内に盛り込むことで、ユーザー(求職者)の検索にヒットしやすくなるため、閲覧数を増加させることができます。
キーワードはこんなに重要!関連記事もご覧ください。

⑨人気採用企業
概要
検索条件(職種×都道府県)における、クリックを多く集めた人気企業ランキングです。
データの活用例
クリックを多く集めている企業(競合他社)の、職種名の書き方、給与条件、原稿の表現などを知ることで、自社求人の差別化ポイントを見出し、原稿表現を変えることができます。
また、競合他社が原稿内にどれくらい多くのキーワードを使っているか?どのような種類のキーワードを盛り込んでいるか?を分析することで原稿改善にも活用できます。
このように、採用市場レポートを活用すれば、クリック単価の設定・キャンペーンの構成・原稿キーワード・原稿の表現(見せ方)など運用における大事なポイントについて、数値に基づきかつ効率的に改善を行うことが出来ます!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、期間限定で無料で誰でも使える「採用市場レポート」についてご紹介しました。
この採用市場レポートを活用することで、数値に基づいた運用改善を行うことが出来ます。
本来であれば、企業ページプレミアムを利用していないと使えない機能が、誰でも使えるということで、これは使わない手はないと思います!
細かすぎてよくわからない、便利な機能だとは思うけれどうまく活用できる自信がないといったお悩みがあれば、是非一度弊社にお問い合わせください!