貴社の採用コストの考え方は間違っている!?採用コスト削減という罠! 真に削減すべきコストとは?

事例
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こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の牟田口です。

はやいもので、7月に入りましたね。
4月から弊社は完全リモートの在宅勤務でしたが、7月より一部の社員のみ、出社ができるようになってきました!(もちろん、デスクの間隔を大幅に空けたり、用事のある社員だけの承認制にしたり、ソーシャルディスタンスを保つ工夫を徹底した上で!)

牟田口ファンはご存知のように、我が家の双子の娘がいる環境でのリモートは大変なことも多かったのです(笑)

そしてトレンドワードにもなった「自粛太り」…。
やはり、連日の在宅ワークによって通勤という運動がなくなったせいか、運動不足になる方々が非常に多かったようです。

そこで私は、(これ以上)太らないために、健康を維持するために色々と調べて、食事管理・ランニング・筋トレを導入しました。
…しかし、1か月が経っても、カロリー制限や筋トレを継続しているのに、どうも思った効果が出ないのです。

そこで気付きました。

カロリーは摂取量よりも、質とタイミングが重要
筋トレは、回数よりも負荷の掛け方が重要

今までは、「今日は●●キロカロリーしか食べてないから、痩せるはず!」「腕立てを50回もしたら十分だろう」といった感じで、やるだけで満足していました。

しかし、カロリーは適度に摂取しなければ身体が「カロリーを必要としない状態が通常」と脳が判断したりするそうで、あまりカロリーを摂取しないのは逆効果なんだそう(気になる方はホメオスタシスで検索してみてください)。

筋トレに関しても、適当なフォームで漫然と50回やるより、ゆっくりした動作で筋肉を意識しながら10回やる方が、明らかに筋肉に刺激がありパワーアップすると言います。
ダイエットやトレーニングについて調べれば調べるほど、今までのやり方があまりにも違うんだと痛感させられました。

そして、今の採用の世界でも同じようなことが起こっているのです!

求職者が減っている!採用難の時代に考える、コスト意識

まず、最初にお伝えしておきたい重要なことがございます。

日本において、これから「求職者が増える」ということは非常に考えにくい状況です。

もちろん、海外からの人材流入や、主婦層、シニア層の活躍の場が広がることによる「求職者の発掘」は可能かもしれません…。しかし、多くの企業様がターゲットに設定されるであろう就業労働人口は確実に減る一方です。

下のグラフは、日本の労働人口が2040年には20%減少するという見通しのデータです。

(出典)https://jp.weforum.org/agenda/2019/03/2040-20/
「日本の労働人口、2040年には20%減少の見通し」より

そんな中、多くの企業様が「採用コストを削減したい」という言葉を発しています。

採用担当者様
採用担当者様

だって、欲しい人材がもう3年も採用できないんだもの…。
3年のあいだに少しは人材が増えるかと思ったのに、市場に出てくる人材の量は全然変わらない。もうこれ以上採用コストをかけたくないの。

果たして、日本全体の求職者のパイが減っているのに、そんなことが実現可能なのでしょうか?

(見直し例1)今行っている採用が本当にベストかを見直し、無駄なコストが発生していないかを精査する

もし、採用媒体にかける広告費の部分に課題がある場合は、コストを削減することが出来る可能性は高いです。
最もシンプルな解決策ではあります。

最適な媒体を選定し、最適な手法を用いて採用を行うことで、純粋に採用コストが最適化されてコスト削減に繋がるケースも多いです。

しかし、この手法には、いずれ限界が来ることは間違いありません。
人材のパイは小さくなり続けるので、一部の優秀な人材を多数の企業が奪い合う現在の状況からはあまり変化することはないでしょう。

(見直し例2)「コスト削減」という言葉の捉え方自体を変える

こちらは、採用コスト=採用に使うお金 という意識ではなく、「長期的に見た企業全体のブランド戦略」にコストを投下する。という考え方です。
今回の記事でお話する内容は、まさにこちらの考え方です。

これはもっと具体的に説明すると、「人を採用する機会」を最大限減らすことでのみ実現する、「コストに対する考え方」そのものの変革です。

…一体どういうこと?

従来の採用シーンだと…

採用ご担当者
採用ご担当者

どうしよう、欠員が出てしまった!人手も足りてない!
人材補充のために、はやく求人を出さないと!

→コスト発生

…となりますが、特に今の時期などは「採用は必要だけど、売り上げも減っているし、予算も少ないから媒体費を削ろう」などと考えるケースが多いと思います。

採用費、採用コストというお金ベースでの考え方ですね。

しかし、今後目指して欲しい世界は違います。

今後企業様が目指すべき世界

採用担当者様
採用担当者様

うちの会社は少人数だけど、欠員が出ていないのが自慢!
優秀な人材ばかりだから、少人数でも十分な利益が生み出せているんだ!

→コストが発生するのは新規出店や、増員募集の時がほとんど。

従来の採用に対する考えが「欠員の穴埋め」という、いわば即物的な考えであるのに対し、こちらの考えは、現在に十分満足できているからこそできる未来への投資になります。

「優秀な人材」とは、売上、利益を生み出してくれる存在です。
これは、現在すでに優秀な社員だけを指すのではなく、今後育て方次第で「必ずそうなってくれる」と期待できる新人も指します。

そして、そうした人材がいる会社(店舗)は後輩もよく育つし、社員がみんないきいきと働く職場へと成長していきます。

売り上げが少ない → 採用費を削減して、採用活動を縮小する。

ではなく、

売り上げが少ない → 売り上げを作ってくれる人材を採るために採用を強化する!

という考え方です。

これは、冒頭で述べたような、今後求職者が減る一方である現代市場に合わせた採用手法とも言えます。

人を採用することは、人数合わせではなく、事業を拡大(維持)させるために行うべきものなのです。

つまり大事なのは、「コストを減らす」ことではなく、「コストを然るべきところに使う」という発想です。

媒体コストと採用コストの違い

さて、ここまで「コスト」について触れてきましたが、みなさんが「コスト削減」という言葉を聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?

  • 単純な広告媒体費
  • 媒体費+人事に関わる経費
  • 媒体費+人事に関わる経費+採用した人材の教育費

…など、同じ言葉でも担当者の意識によってさまざまではないでしょうか。

我々も、お客様の「コストを削減したいんだよね〜」という言葉には、細心の注意を払うようにしています。
上記の様に、何を削減したいかがこのセリフだけでは分からないからです。

そこで、私はよく「採用コスト」という言い方で説明させていただくことが多いです。

  • 単純な広告媒体費
  • 媒体費+人事に関わる経費
  • 媒体費+人事に関わる経費+採用した人材の教育費

この3つで言うと、一番下の「媒体費+人事に関わる経費+採用した人材の教育費」までを“コスト”と捉えた考え方が近いです。

私たちが考える、コスト削減の例

業務コスト、担当者の時間コストの削減(改善)

(過去)10万円かけて、50人の応募があったが、10名しか採用できなかった。
(現在)10万円かけて、20名の応募しかないが、優秀な人材からの応募が多かったので、半分の10名採用できた。

これも採用コスト削減の事例のひとつです。
「媒体費」、「採用単価」は一緒ですが、業務にかかるパワー(コスト)が削減できていますね。
以前は50名ぶんの書類の精査をしなければならなかった採用ご担当者様の時間コストを、大幅に削減できています。

退職者を減らすことによる、採用コストの削減(改善)

(過去)10名の採用のうち、5名が数ヶ月で退職してしまった。欠員の5名採用に向けた求人活動を再開した。
(現在)10名の採用があったが、未だ退職者はゼロ。充足により求人活動の必要がなくなった。

「採用数」は同じ10名ですが、退職者の穴埋めという採用継続が必要なくなるので、コスト削減ができている事例です。

採用効率の向上、そして定着率のUPによって、採用コストの削減を実現しています。

本当にかけるべきコストが放置されている企業様は、負のループに陥る!?

そして、ずっと慢性的に採用を続けている企業様は、上記のような世界に目を向けられていないため、人がいないから採用しないといけない→人が入ってきてもスグ辞める→また採用をしないといけない…といった<負のループ>が起こり、求人を出すことにお金を使い続けています。

採用担当者様
採用担当者様

どうして、また社員が辞めるの!?
求人を出せば毎回応募はあるし、採用もできるんだけど、もうこれ以上採用コストをかけられないわ!

対して、少ない応募で採用人数を確保できることは、人事担当者の時間的コストが浮くため、定着率UPに向けた仕組み確立や教育といったことに時間も予算も投下することが可能になります。

採用担当者様
採用担当者様

もうひとり採用担当の事務スタッフを採用しなきゃ…と思ってたけど、ここ数年は離職者もいないし、すごく好調だ!頑張っているスタッフたちにボーナスを弾んであげられるし、出したかった地域への新規出店も検討できそうだ!

 

更に、定着率が良くなることは、企業ブランドをも向上させ、求職者にとって「働いてみたい魅力の職場」となります。

学生インターンC
新卒

この会社は小さいけど、離職率も低くて、ものすごく売り上げが好調だって聞いたぞ!ぜひ入社してみたいなあ!

そして、浮いたコストは働いている優秀な人材への「時給」や「月給」といった対価を上げる予算として使えるようになり、それがまた定着率向上に影響を与えるという正のループが生まれます。

まとめ

欠員補充だけが”採用”ではない。売上を伸ばすための攻めの採用がある。
予算が少ないから採用縮小するのではなく、予算確保、企業ブランディングのための先行投資が、採用を正のループに載せるための方法である。

私たちは、目の前の短期的なコスト削減ではなく、長期的に見た採用成功が「気づけば一番のコスト削減になっていた」という形が理想と考えています。

そのためには、まずはご担当者の意識改革、そしてその理想を一緒に伴走してくれるパートナー探しが非常に重要になってきます。

これからの採用は、「求人→採用」までのコストは”先行投資”として捉えここぞというときには惜しみなく使っていくことが人材難である今の時代を勝ち抜くために必要な考え方だと思います。

そして、それを実現するためには、最適な戦略立案、実行が必要になってきますので、本日をきっかけに新しい採用の在り方を作っていっていただきたいなと思います。

「そうは言っても、具体的な採用戦略を立てるにあたって、どうしていいか分からない」という企業様もいらっしゃるかもしれません。

現状の採用戦略に悩んでいたり、採用費という考え方に不安がある企業様は、ぜひお気軽にご相談をいただけますとうれしいです!

採用コストや採用戦略の不安や悩みを少し相談してみる

是非本日の出会いが読者のみなさまの明るい未来に繋がることを願っております。


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