こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の学生インターンをしている中島です。
今年高校三年生の妹が東京大学を受験します。互いにリスペクトしているので喧嘩はもう何年もしてません笑
本当に頑張ってほしいです。僕が緊張してしまってます。
一般的に言われるさとり世代とは?
「さとり世代」
ネット上で生まれたこの言葉。「さとり世代」とは一体何なのでしょうか。
まずは「ゆとり世代」について。
「ゆとり世代」とは義務教育期間にゆとり教育を受けた「1987~2004年生まれ」の年代を指しますが、「90年代生まれ」、「1996年までの世代」など定義は曖昧です。
そしてこれらの年代以降に生まれた人たちこそ、今回のテーマである「さとり世代」です。ざっくり言うと、2019年現在において「20代半ば以下の年齢層」が「さとり世代」といえます。
一般的に、「さとり世代」にまとわりつくイメージは、
・欲がない
・安定を求める
などがあります。
「さとり世代」である私から見ても「欲がない」というのは非常に共感できます。
バブル崩壊を経験した親に堅実的に育てられた私たちは、あまり贅沢に触れずに生きてきました。
私も割と裕福な家庭に生まれましたが、海外旅行は実家暮らし時代には一度もなく、好きなものをたくさん買ってもらった経験はありません。
しかし「消極的」「行動力がない」「安定を求める」これらは実際どうなのでしょうか。
長期インターン生である私目線で「さとり世代」について考えていきます。
さとり世代からみたさとり世代は違う
四人に一人しか大学生がおらず、大卒だけでエリートであった一昔前とは違い、今や二人に一人強が大学生です。
もはや「大卒ブランド」はありません。
では「大卒ブランドが失われたさとり世代」は、皆「消極的」で「行動力がない」のでしょうか。
答えはNOです。
確かにネットが普及した今、あらゆる情報が自分で手に入れられるようになったため、「考える前に行動する」タイプの人は私の周りにも少ないように思えます。なぜなら「やってみなくても少しわかるから」です。
しかし、しっかりと事前に調べ「考えたうえで行動する」タイプの人は沢山いるように感じます。
私は現在大学二年生ですが、東京での短期のインターンや、福岡での長期インターンに参加させていただいています。
クラスメイトにも結構な人がインターンに参加していたり、自分のプロジェクトなどを進めている人がいたりと、決して「さとり世代」に行動力がないようには感じません。
かつては広い意味での「行動力」のある人が「大学生」になりブランドを手にしていました。
「大卒ブランド」が失われた今、当然次のステップとして大学生の中での「違い」が必要となります。そのための様々な経験をするためには、やはり「行動力」が必要なのです。
19~22歳の人口が一番多かった1933年の大学生の総数は約240万人
一方、大学進学率が50%を超えた2009年の大学生の総数は約285万人です。
大学生の増加率は1.2倍ほどですが大学進学率の増加率は2倍以上…。
理由は簡単。大学の総数が約2倍になったのです。
しかし「大卒ブランド」が失われたことに間違いはありません。
「さとり世代」を「行動力がない」と一括りするのは違うのではないでしょうか。
さとり世代の就職に対する実際の声
知り合いの大学生1~4年生約50人にアンケートを取ってみました。
結果がこちら!
この結果だけでは不十分ではありますが、Bの「経験を積んでいいところに行きたい」と答えた学生は、
Aの「楽に就職したい」と答えた学生の2倍以上という結果になりました。
特に理系ほど専門性を問われない職に就くことが多い文系の学生がBには多く、
「大学には入っただけではだめだ」と考えている学生は多いようです。
さとり世代、どのように扱ってほしい?
ネット世代の弊害
超ネット世代である私たち。
コミュニケーションの大半がLINEなどのSNSに偏っているため、
対面でのコミュニケーションが苦手な人は多いような気がします。
これに関しては「どう扱ってほしい」というよりは、
「苦手であるという事実を理解していた方がコミュニケーションしやすい」
という感じです
感情や表情を読み取るのが苦手な人が多いので、怒るにしても褒めるにしても表情を豊かにするのが効果的ではないかと思います。
評価とフィードバック
またどの世代でもそうですが、成果、過程に対してしっかりとした評価・フィードバックをしてくれると、自己肯定感が上がり、仕事力向上につながります。
「私、褒められて伸びるタイプです」
そんなのほとんどすべての人間がそうだと思います笑
まとめ
いかがでしたか?
ネガティブなイメージの強い「さとり世代」。
見方を変えれば昔の学生とは違った良さを見出すことも可能です。
・考えたうえで行動するタイプが多い
・行動力はある
・意欲の高い学生は多い
・対面コミュニケーションが苦手な人が多い
・はっきりとした評価が欲しい
私も「さとり世代」の一学生として、「さとり世代」の良さを発揮しつつ頑張りたいと思います!