アヒルの日報

こんにちは！リクルーティング・パートナーズの太田と申します。
普段はインディード求人票のライティングを担当しながら、小さなコールセンターの運営も行っています。

コールセンターって、本当に「人」が命のお仕事ですよね。
1人でも辞めようものなら「ああまた採用か…」と途方に暮れてしまうこともしばしば（笑）

「コールセンターは常に人手不足…」
「求人は出してるけど、サッパリ応募が来ない！」

そんな切実なご相談をお客さまからもよく頂きます。
コールセンターの求人広告を出す際の秘訣を、福岡県久留米市の事例とともにお伝えします！

コールセンターの採用市場は今

2019年7月時点の全国の求人倍率は1.59倍。福岡県だけで見ると1.56倍となっています。
求人倍率は依然として高く、企業にとっては恒常的な人手不足が続いています。

またコールセンターの採用市場を考えるうえで大事なのが平均給与帯。
福岡市内でのコールセンター社員（契約社員・正社員）の給与は月給約203,000円～258,550円でした。今回の記事で取り上げる取り上げる久留米市内の求人だと、月給約215,000円～304,000円。
実は、意外と福岡市内中心部よりも少々郊外のほうが給与帯が高いんです。

コールセンターは業務内容や勤務条件による差別化が難しいため、採用市場においては給与額合戦になりがちであるともいえるでしょう。

久留米市でコールセンター立ち上げ。広告の出し方で工夫したこと。

そんななか、「久留米で通販系のコールセンターを立ち上げたい」という企業様からのご相談が。
求人広告の出稿に際し、私たちが気を付けたポイントは下記でした。

順番にご説明していきますね。

作戦①タウンワーク・インディード・自社採用サイトの3点セットで露出

ちょっとだけ小難しい話をしてしまうことをお許しください。
インターネットの普及やSNSが一般化した今、消費者の購買行動はこんな風に変わっているそうです。これって実は求人でも同じことが言えるなあと思います。

＜SNS時代のマーケティングフレームワーク＞
Discovery(発見)
Response(反応、共感)
Experience(体験)
Story(物語化)
Share(共有)

 

–SNS時代のマーケティングフレームワーク「DRESS」とは？

これを求人で当てはめた時に、なかでもすごく大事なのが「Discovery」のプロセス。

今の時代、企業や求人情報を知る方法っていくらでもあります。
求職者は気ままにハローワークへ足を運んだり行ったり、駅前のフリーペーパーを見たり、IndeedやSNSをだらだら眺めたりしながら、「なんかないかなー」と“探索”し、「なんかいいかも」とピンとくるものを“発見”する。
つまり、求職者と企業が出会う接点を特定できないのが今の採用です。
だからこそ、求人メディアも複数のチャネルで同時に展開し、求職者に探索→発見してもらうことが必要なんです。

そこで、下記のように目的別に分けたメディア展開を行いました。

作戦②一緒に働く人のリアルな声を書く

冒頭でお伝えした通り、コールセンターの場合どうしても給与合戦になってしまいがちです。
それを避けるために、「一緒に働く人の人となり」がにじみ出るような求人票を心がけました。

作戦③あえて、採用ターゲットはシングルマザー

うちって実はシングルマザーで頑張ってくれてる人多いんですよね～

クライアント様がぽろっとこぼしたこちらの言葉をヒントに、採用ターゲットを「30～40代シングルマザー」に据えた求人コピーライティングを行いました。

仕事を探されているシングルマザーの方はもちろん、働く主婦さんにとっても同じ状況を理解してくれる味方が社内にいることはとっても心強いこと。

タウンワークでは「シングルマザー6名が活躍中！」と紹介することで、子育てや家事育児と両立しながらもしっかり仕事したい！と考える方々に関心を持ってもらいやすいようにしました。

３つの作戦が功を奏した結果…

上記の採用戦略をもとに広告を打ち出したところ、うれしい結果が！

＜募集情報＞
・久留米市内のコールセンター
・オープニング募集
・正社員
・給与帯16~18万円程度
・掲載期間：4週間

なんと計10名程度の正社員採用に成功しました！

こちらのクライアント様の場合、

• オープニング募集
• 9～17時まで、ほぼ残業なし、土日祝休み

という好条件だったこともあり、ほぼ想定していた通り25～39歳の女性(シングルマザーの方含む)にご応募頂くことができました。
採用単価も約5万円と抑えることができ、ご担当者様もたいへんほっとされている様子。
私たちにとっても嬉しい結果となりました＾＾

コールセンター求人の事例から学べる求人広告の出し方のポイント３つ

今回ご紹介させていただいた事例のポイントは以下。

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