Indeedで応募数計測不可⁉コンバージョントラッカーサービス終了の影響と対応策

みなさん、こんにちは!リクルーティング・パートナーズ株式会社の花岡です。

9月頃からIndeed(インディード)のアカウント画面上に表示されていたのが、こちらのお知らせ。

【お知らせ】コンバージョントラッカーのサービス終了
2021年10月1日をもちまして、Indeed のコンバージョントラッカーのサービスを終了させていただきます。それ以降は、コンバージョントラッカーを使用してデータを収集および表示することはできなくなります。(以下略)

そう、Indeedのコンバージョントラッカーサービスが終了する(した)のです!

今回は、そのコンバージョントラッカーのサービスが終了することによる影響範囲対応策について詳しく解説していきます。

コンバージョントラッカーって何?

まずは、コンバージョントラッカーとは何か説明します。

コンバージョンとは…

Webマーケティング分野では「Webサイトにおける最終的な成果」のことを指します。Indeedは求人サイトですので、Indeedでのコンバージョンとは「応募」を指します。

トラッカーとは…

英語の動詞track(追跡する)に接尾辞をつけた「追跡-する-もの」という意味です。

 

つまり、IndeedでのコンバージョントラッカーとはIndeedにスポンサー掲載した求人に応募が入ったかどうか追跡する仕組みのことを指します。

Indeedではスポンサー掲載されている求人の応募数の計測に上記のような①「コンバージョントラッカー」による計測と、②「Indeed Apply」による計測の2種類で計測をしています。

①自社サイトなどをクローリングしている場合は「コンバージョントラッカー」による計測
②Indeed直接投稿やIndeed連携ATSでは「Indeed Apply」による計測

と大別することができます。

コンバージョントラッカーサービス終了の背景

今回、Indeedがコンバージョントラッカーサービスを終了した背景は、個人情報保護に対するユーザーの意識の高まりによるものです。

このブログをご覧の皆様も覚えがあると思いますが、一度訪問したサイトからターゲティング広告が届いたり、類似するサイト広告がお勧め表示されたりすることってありませんか?

これはCookieが記録しているユーザーの閲覧履歴情報を使って、「どこから訪問したユーザーが」「どの情報を見て」「どんな行動をしたか」が追跡・計測されていて、その消費者データが広告配信に利用されているからです。

便利な面もある一方で、こうしたweb上での行動など、個人情報に近いものを利用されたくないというユーザーの心理も高まっています。

「Do Not Track」

そうしたユーザー心理を受け、(サードパーティ)Cookie を使用したトラッキングを遮断する傾向がインターネットブラウザで強まっており、Indeedでも求職者の応募を追跡するコンバージョントラッカー機能の正確性の維持が難しくなりました。

つまり、今回のIndeedでのコンバージョントラッカーサービスの終了は

  • 求職者のプライバシーを守ること
  • 正確なパフォーマンス測定を行うこと

を目的に決定されたことなのです。

コンバージョントラッカーサービス終了の影響

Indeed(インディード)からのお知らせにある通り、コンバージョントラッカーを使用した応募数の計測ができなくなります。先に触れましたが、Indeedでの応募数の計測は、以下の2種類に大別されています。

①「コンバージョントラッカー」を使用した計測
②「Indeed Apply」による計測

このうち、応募数の計測ができなくなるのは①コンバージョントラッカーを使用した計測です。

つまり、10月1日以降は①に該当する「Indeedエントリー」を搭載していない自社採用サイトをクローリング掲載しているアカウントで、応募数の計測ができなくなっています。

コンバージョントラッカーサービス終了に対する対応策

求人サイトに掲載していながら、目的である応募数の計測ができないのは、なかなか困った話です。特にIndeedはただの情報掲載サイトではなく、採用企業からしたら「求人広告を運用するサイト」。効果を見ながら求人原稿の内容を考えなおしたり、クリック単価を調整していきたいですよね。

今後はどうやって運用効果を測っていけばいいのか……。

Indeedでは以下のような代替案を挙げています。

①Apply Start(応募開始)データでの運用効果計測
②サードパーティツールの利用(Google Analytics等)

直接投稿への切り替え (Indeed Applyによる計測)
④Indeed連携 ATSへの切り替え(Indeed Applyによる計測)

①Apply Start(応募開始)データでの運用効果計測

Apply Startとは、2021年6月より計測が開始された応募開始数のことです。応募数の代わりに応募開始数を効果の指標として運用を行っていく、という効果指標の変更案です。

*Apply Startはこちらの記事でも説明しています!

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②サードパーティツールの利用(Google Analytics等)

Google Analyticsなどのwebサイトのアクセス解析ツールなどを利用して、Indeedからの流入ユーザーを確認し、効果を確認する方法です。リクパーでは、自社サイトでの掲載を継続したいというお客様には、Google Analyticsの導入を推奨しています。

③④Indeed Applyによる計測(直接投稿型やIndeed連携ATSへの切替)

「Indeed Apply」で計測ができるように求人掲載サイトを変更する方法です。直接投稿型への変更、もしくはIndeed連携ATSへのクローリング先変更によって計測が可能となります。

*Indeed連携ATSを利用するうえでのメリットはこちらの記事でも詳しく説明しています!

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*Indeed連携ATSについては、一覧をIndeedが公表しているのでこちらをご確認ください。

実は私たちリクパーもOwned Maker(オウンドメーカー)という Indeed連携ATSを無料で提供しています!そのため、リクパーでは今回のコンバージョントラッカーサービス終了に伴い、Owned Makerのご利用をおススメしています。
*Owned Makerに関する詳細はこちらから

最後に

今回は、Indeedのコンバージョントラッカーサービス終了について説明しました。

リクパーが提供するATSであるOwned Maker(オウンドメーカー)に関するお問合せ、その他運用のコツなどを知りたい!という方はお気軽にお問い合わせください。リクパーには、企業様それぞれの採用課題に効果的にアプローチしていく運用のスペシャリストが多数在籍しています。

少しでもIndeed掲載・運用・改善についてご興味のある方は、ご相談だけでもOKですのでぜひ一度お問い合わせください!

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この記事を書いた人

花岡
RPO領域からIndeed運用チームに異動して、Indeed運用歴4年。運用チームでは最年長。製造、飲食、販売業界のアカウントを多く担当しています。ロジカルなデータ分析も好きですがペルソナを想定したターゲット分析・検証が得意です!

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